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冬を彩るスイスのフェスティバル - スイス流 - Asahi Shimbun Digital[and]
2013-12-17 15:52:50  著者:医療・健康  来源:thaivascular健康  訪問者:0  テキストサイズ:【】【】【
  •    冬の到来を告げる「蕪のランプ」  雪がちらつく冬の夜、ゆらめく赤い光を放つ山車(だし)の行列が、電灯の消された街をゆったりと進みます。宮殿、人形、動物、船……さまざまな山車を形作るキャンドルは、大小の蕪 ...

冬の到来を告げる「蕪のランプ」

 雪がちらつく冬の夜、ゆらめく赤い光を放つ山車(だし)の行列が、電灯の消された街をゆったりと進みます。宮殿、人形、動物、船……さまざまな山車を形作るキャンドルは、大小の蕪(かぶ)をくりぬいて作ったもの。山車だけでなく、蕪のキャンドルは道ばたに、ショーウィンドーに、家の窓に、とそこかしこに置かれます。「レーベヒルビ(蕪のランプ祭り)」の夜、チューリヒ湖畔の村リヒタースヴィールは光の花束のように柔らかく輝きます。

 スイスには、厳しい冬を楽しく過ごすお祭りが数多くあります。蕪のランプ祭りは、1年の実りに感謝して11月中旬に行われる聖マルチン祭の一種で、昔の農民はこの日が仕事おさめだったそう。1年の無事を喜び、来年の豊作を願うお祭りが終わると、スイスには本格的な冬、そしてクリスマスシーズンがやってきます。

ローカル色豊かなクリスマスマーケット

 クリスマス前の4週間はアドヴェントと呼ばれる準備期間で、家庭のリビングでは1週間に1本、アドヴェント・キャンドルというろうそくに火をともします。子どもたちは毎日、一つずつ窓を開けられるアドヴェント・カレンダーで遊びながら聖夜を心待ちにします。

 この時期は各地でクリスマスマーケットが開催され、街角にはキラキラ輝くデコレーション用品やプレゼント製品の屋台が並び、歩くだけでうきうきしてきます。冬の定番グルメ、ホットワインやラクレット、ソーセージの屋台で身体を温めるのもまた楽しみ。聖歌隊がツリーの一部になって歌うチューリヒの「シンギングクリスマスツリー」、山小屋風の屋台が100以上並ぶモントルーのマーケット、ライトアップされた大聖堂がロマンチックなベルンなど、地方色豊かなイベントも各地で開かれ、旅行にも楽しい時期です。

春を呼ぶスイスの「なまはげ」

 伝統を大切にするスイスでは、このほかにも古くから伝わる行事やお祭りがあります。いくつかご紹介しましょう。

 ルツェルン湖ほとりにあるキュナハストで12月初旬に行われる「クラウスヤーゲン」は、聖ニコラウス(サンタクロースのイメージのもととなった聖人)をたたえ、数百年続くお祭り。精巧な透かし彫りを施した大きな帽子のなかにキャンドルをともし、幻想的な光に包まれた人々が暗闇のなかを練り歩きます。カウベルや角笛隊も登場し、昔の暮らしの雰囲気がちょっぴり味わえます。

 アペンツェル州の「シルヴェスタークロイゼ」は、昔の風俗を伝える貴重なお祭り。主役は精霊のクロイゼです。華やかでカラフルな仮面の「美しいクロイゼ」、動物の毛皮や角で作った恐ろしい仮面の「醜いクロイゼ」、松かさやドングリで全身を覆った「野生のクロイゼ」の3種が大みそかの夜、街を歩き回り、家の戸口でヨーデルを歌い、家族はお礼にホットワインをふるまいます。自然の恵みに感謝し、新年を平安に過ごせるように、という願いが込められた大切な行事なのです。

 見た目も中身も日本の「なまはげ」を思わせるのが、2月にレッチェンタールで行われる「チェゲッテ」。木彫りの恐ろしげな仮面をつけ、山羊や羊の毛皮をかぶり、腰に鈴をつけた精霊チェゲッテが、杖を手にうなり声をあげながら家から家へと走り回り、悪魔を追い出して子どもたちをおどかします。チェゲッテが災いを追い払ってくれると、大人たちはにっこり。待ち遠しかった春が、もうすぐやってくるのです。
(ライター 山田静)

<参考文献>
「仮面と祝祭 ヨーロッパの祭にみる死と再生」(谷口幸男・遠藤紀勝)
「図説ヨーロッパの祭り」(谷口幸男・遠藤紀勝)
Myswiss.jp

<写真提供>
swiss-image.ch

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