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メタボ健診に効果 1年で平均1.7キロ減 全国調査 - アピタル(医療・健康)
2010-07-31 08:35:54  著者:医療・健康  来源:thaivascular健康  訪問者:66  テキストサイズ:【】【】【
  •     40~74歳へのメタボ健診(特定健診)で、食事や運動などの指導を受けた人は1年間で体重が平均で1.7キロ減ったことが国立保健医療科学院などによる全国規模の調査でわかった。体重は男性2.4%、女性3.0%の減少で、おなか回り(腹囲)は男性が2 ...

 40~74歳へのメタボ健診(特定健診)で、食事や運動などの指導を受けた人は1年間で体重が平均で1.7キロ減ったことが国立保健医療科学院などによる全国規模の調査でわかった。体重は男性2.4%、女性3.0%の減少で、おなか回り(腹囲)は男性が2センチ、女性は2.48センチ減った。

 メタボ健診後の保健指導の体重減少などで全国的な大規模集計が出たのは初めて。同院の今井博久疫学部長らは、北海道から九州まで協力が得られた8都道府県で、メタボ健診が始まった2008年度に受診した38万人を対象に追跡調査した。

 38万人のうち6万人が腹囲が基準を上回るなどして保健指導の対象になった。うち1万2千人(平均64.83歳)が実際に保健指導に参加して体重減などを目指した。指導参加者の体重は08年度に比べて09年度は男性で平均1.65キロ(2.4%)減、女性は1.79キロ(3.0%)減だった。

 保健指導の対象になったものの指導までは受けなかった人も体重は減っていたが、その減少幅は男性0.49キロ、女性0.61キロと少なく、保健指導の効果があったとみられた。

 体重、腹囲のほかには、中性脂肪が男性11%減、女性10%減、最高血圧が男性1.4%低下、女性1.8%低下などの効果がみられた。

 ただ、保健指導の効果には地域差があった。岩手・三重・山口・香川・高知・宮崎の6県で体重減少幅を比較した結果、男性では山口や岩手が2キロ以上減ったが、宮崎は1.25キロで平均より低かった。女性でも地域差があった。岩手県の35市町村の分析では、3市町村で平均3キロ以上減った一方、体重が0.2キロ増えた市町村もあった。

 地域差の要因に保健指導の方法が市町村ごとに違うことが考えられる。岩手県内の市町村ごとにみると、食事記録表だけを使う場合より、食事写真を撮らせたり食事内容を詳しく尋ねたりするなどの指導をした市町村が体重・腹囲減少の効果が高かった。指導スタッフ1人が住民6人以上を受け持つより5人以下の少数指導の方が効果が高かった。

 今井部長は「滑り出しとしては体重減などの効果が出た。効果には差もあり、指導の改善につなげてほしい。今後、病気の予防や医療費への影響なども検証する必要がある」と語る。(編集委員・浅井文和)

     ◇

 〈特定健診〉 生活習慣病予防のために2008年度から始まった。市町村の国民健康保険や健保組合などが実施する。心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞などのリスクが高まるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目しているため「メタボ健診」とも呼ばれる。腹囲、血糖、脂質、血圧の健診結果をもとに、高リスクの人は食事や運動などの特定保健指導を受ける。腹囲は男性85センチ以上、女性90センチ以上が指導対象だが、この基準などをめぐって見直し論議が起きている。

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